先週末、ロサンゼルス市中心部で実施された「No Kings」デモ行進で再び暴力事件が発生し、法執行官が負傷した。翌日、トランプ大統領は声明を出し、法執行機関に対して不法移民の拘束と追放の強化を求めた。
8日間にわたって続いた抗議行動の後、6月14日、ロサンゼルス市中心部で再度組織的な「No Kings」デモが展開され、現場は混乱に陥った。
ロサンゼルス市警察は、デモ隊がコンクリート片、石、瓶、業務用花火を投げつけ、警察に対する攻撃を繰り返した結果、道路の閉鎖措置を実施した。警察側もデモ隊に対し、大量の非致死性弾薬を使用した。警察官3人が負傷し、複数の関係者を現場で拘束した。
ロサンゼルス郡地方検事ナサン・ホフマン氏は6月11日に次のように語った。
「これらの暴力分子が違法行為に及んだ時点で、もはや合法的な第一修正条項に基づく抗議者ではなく、犯罪者だ。彼らには犯罪者として法の裁きを受けさせる」
新唐人テレビの記者・李佳音氏は、次のように伝えた。
「この全国規模のデモが収束した翌日、トランプ大統領は長文の声明を発表し、法執行官の勇気と忍耐を称賛した上で、ロサンゼルス、シカゴ、ニューヨークなど民主党が支配する都市に居住する不法移民の拘束と追放を強く奨励した」
トランプ氏は声明の中で、「本当のアメリカ人は日々法執行官を支持しており、都市、学校、地域社会が不法移民による犯罪や混乱から守られることを望んでいる」と記した。また、ICE職員に対して「史上最大規模の不法移民追放計画」を全力で実行するよう求めた。
これに対し、カリフォルニア州知事ギャビン・ニューサム氏は、トランプ氏の対応を違法と断じ、「ブルーステート(民主党支持の州)で暴力と混乱を煽っている」と批判し、このような行為を容認しないとの立場を明確にした。
現在、不法移民に対する逮捕作戦は継続しており、ICE代理局長トッド・ライオンズ氏は、「ICEは引き続きアメリカ移民法の執行を徹底し、犯罪歴のある不法移民の逮捕を進める」と述べた。また、「執行の妨害は、地域社会や地元の法執行官、そしてその支援対象者に深刻な不利益をもたらす」として、庇護都市の関係者に警告を発した。
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